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2006.05.10

『田園に死す』

子供の時、夜更かししてたまたまTVをつけた。オープニングから3分でトラウマになった映画。怖すぎて数日間、いやずーーーっと何年も映像が頭を離れる事なかった。

冒頭から子供達が墓場でかくれんぼ。墓に隠れたはずの子供が兵士になって出てくると思いきや画面は変わり、切り刻んである人の顔の写真が針で縫われている・・とまた画像が変わり背景は山、血の池の中を列を作って歩くイタコ!怖っ!!!!!!!!!!
寝れないよ、こんなの子供見たら誰だって。

ホラーとか子供ながらにそういう映画じゃないとわかっていたんですけど、3分で骨の真まで怖いと思ったトラウマ映画。ずっと気になっていて、それがやっとココ数年でわかりました。美輪明宏さんの本で美しいと絶賛されていて・・あたしの脳裏にアノトラウマ映像が・・もしや・・いやぜったいあれだーと。
Dennennnishisu

天才といわれる寺山修二監督の『田園で死す』1974年作
ウワサの寺山ワールドってこれか!。彼の自伝的映画と言われ海外でも高く評価されたと聞いております。

この映画のテーマは、
「だが、たかが映画の中でさえ、たった一人の母も殺せない私自身とは、いったいだれなのだ!」
簡単に言うと母殺しがテーマなのかな。母と息子の重い血の繋がりという永遠のテーマですね。

舞台は青森の恐山と来たもんだ。キエー
ただ大都会東京と恐山という過去と現代が入り乱れていて、古さ、昔の映画だなという感じは全くしませんでした。

Dennennnishisu2
登場人物も白塗りの怪しい人物が続々と登場。血をモチーフにした唄と不気味な映像真摯な映像。不条理極まりない世界。エロチックと暴力。随所随所にでてくる数々の短歌。深い不快不快不快。ギャー。

最強にあたしがショックだったのは川から雛壇が流れてくるシーン。想像して見て下さいよ!怖いのに美しい!川から雛壇..川から雛壇...

ぎゃーーーー。でもツッコミまくり「なんで川から雛壇よ!!」と。こわっ!!

若い八千草薫さんがすごいお美しくて感動するほどで。あたしも毎日着物を着て生活したいと。

有名なラストシーン。素敵と思った。

1人、いや数人でも怖くて寝れなくなる人もいるかもしれませんね(笑)でもあたしは大丈夫でした。もうトラウマから解放された。オトナになったみたい。
家族で見て「すばらしい映画だ」とかゼッタイ言われないよ、そんな家族いたら怖いわと思う映画です。

はまる人ははまるんでしょう。寺山祭なんか開催されちゃっているんだから。
実家の近くに寺山修二記念館があるので今度帰ったら行ってみたい。

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